※広島駅 新幹線口より徒歩1分
医院名 |
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医療法人 横田メンタルクリニック |
診療科目 |
精神科,心療内科 |
診療予約 |
予約制/お電話にてご予約ください。 |
住所 |
〒732-0053 広島県広島市東区若草町11-2 グランアークテラス3階 |
TEL・FAX |
TEL: 082-568-8338 FAX: 082-568-8339 |
やめたい、意味がないとわかっていながら、ある考えやイメージが強迫的に何度も繰り返し、頭に浮かんできて頭から離れなかったり、ある行動を繰り返さないと気が済まなかったりして、日常生活に支障が出る病気です。
強迫観念と強迫行為の二つの症状があり、両方の症状が共存することが多いです。強迫観念だけのこともあります。
●手を洗ったのにまだ汚れているような気がして、何度も繰り返し手を洗い続ける
●本棚には決まった冊数の本があるはずだが、そろっているか心配で、本の数を何度も数え直して確認し続ける
●トイレに行った後や汚いものに触れた後、必要以上に何度も手を洗ったり、衣服を洗ったりする
●外出時に玄関のカギをかけ忘れていないか、ガスの元栓は占めたか何度も戻って確認してしまう
●特定の数字に関して不吉な考えが浮かび不安が消えない
●尖ったもので人や自分を傷つけてしまいそうで、ナイフやハサミなどに近づけない
●人にぶつかってないかとか、車で人をひいたのではないかなどと不安になって、確認に戻る
脳内での情報伝達がうまくいっていないことで、不安な気持ちの情報伝達が過剰になり強迫性障害の症状が現れるのではないかと考えられています。
薬物療法と行動療法があります。
治療法の選択は年齢や身体的合併症の有無、症状の重さなどの要因を加味して決められます。
強迫性障害は再発の可能性がある病気のため回復してからも、治療を続け、再発を予防していくことも考慮されます。
薬物療法では脳内のセロトニンの働きをよくする薬を服用します。
行動療法はさまざまな方法があります。たとえば不安や恐怖を解消するための強迫行為を我慢し、強迫行為なしで不安や恐怖に慣れ、徐々に苦しみを減少させます。
●早期発見 症状に苦しんでいたり、家族から見ても日常生活に支障が出ているようならなるべく早く病院に連れて行ってあげましょう
●強迫症状を自力では止められないことを理解して、相談に乗ってあげてください
●強迫行為を手伝うように求められる時には医師に相談し、慎重に対応しましょう。強迫症状を止めるように注意することは逆効果になることもあります。医師に相談してください。
●薬物治療に対して知り、理解を深めてください。強迫性障害のお薬は即効性のあるものではありません。
ともに焦らず、治療に取り組んでいきましょう